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外国為替市場とは

各国はいっせいに外国為替市場を閉鎖し、為替管理の強化や短資の流入規制を決めたあと、変動相場制の形で市場を再開しました。ニクソン声明はドル以外の通貨の切り上げを狙っていたため、各国は自国通貨の切り上げ幅を少しでも小さくしようと準備したわけです。しかし、日本だけは東京市場を開いたままにしておきました。これは固定相場制を維持し、なんとか一ドル三六〇円の相場を守りたいと考えたからです。ニクソン声明が発表された後でも、政府首脳は「円の切り上げはしない」と述べていました。その後主要通貨の中で唯一固定相場を続けた円をめがけて内外から投機が殺到、日銀は三六〇円相場を維持するために、十日間で約五十億ドルものドルを買うことになりました。それでもまだドル売り・円買いの投機が収まらないため、八月二十八日からついに円も変動相場制に踏み切りました。